Small Spacecraft Systems Research Center

大阪府立大学 工学研究科 小型宇宙機システム研究センター

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センター長の挨拶

  大阪発の小型人工衛星「まいど1号」は、2009年1月23日、H-2Aロケットにより種子島宇宙センターから打上げられ、雷センサや太陽センサの宇宙実証、地球と衛星本体の撮影などほぼ全てのミッションを成功させ、10月10日に運用を終了しました。
 大阪府立大学小型宇宙機システム研究センターは、「まいど1号」開発の当初からシステム設計に携わり、センターの学生たちは、JAXAの若手技術者・研究者、中小企業の方々とともに設計・開発や様々な環境試験を実施し、プロジェクトの成功に大きく貢献しました。
 また、打上げ後は、後輩の学生たちがアマチュア無線地上局の運用を連日連夜交代で実施して、太陽センサの軌道上実証実験を成功させました。そしていま、センターは、次の関西発の超小型衛星プロジェクトへ向けて、模擬衛星の設計やCan Satへの挑戦など様々な活動を学生たちが自主的に展開しています。
 小型宇宙機システム研究センターは、こうした学生たちの自主的な活動に支えられています。センター開設の目的のひとつである、衛星システム設計教育=「ものづくりをベースとする人材育成」を通じ、これからも航空宇宙工学分野を支える技術者・研究者を育てたいと考えております。
センターの活動に、引き続きみなさまの温かいご支援をよろしくお願いします。

小型宇宙機システム研究センター長 大久保博志

センターについて

センター発足の契機となったのは、関西から初の宇宙をめざす小型人工衛星SOHLA-1(「まいど1号」)プロジェクトに、大阪府立大学の学生・院生たちが参加し、設計・開発を行ったことでした。これより、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と大阪府立大学の包括協力協定が締結され、JAXAの支援の下に2005年4月、当センターが工学研究科に設置されました。

センターの学生・院生は、設計・開発、バス機器・ミッション機器の開発・試験、打上げ時の運用準備などのSOHLA-1プロジェクトへの取組み、衛星設計コンテストへの応募や小型模擬衛星(CanSat)の開発、小型衛星の概念設計など府大独自の小型衛星の設計開発をめざす取り組みなどに参加しています。また、航空宇宙工学分野宇宙環境利用工学研究室と共同で、非燃焼型CEESロケットの設計・開発を行っています。CEESは極低温、環境性、経済性、安全性の頭文字で、推進機関はお湯と液体窒素を混合してノズルから噴出させ、燃焼を伴わない安全なロケットです。CanSatなど高度1km程度の打上げを当面の目標としています。研究室が推進器開発を担当し、センターの学生は主としてロケットの機体開発や、打上げ運用を分担しています。
多くの学生は、それぞれの興味に合わせて複数のプロジェクトに参加しています。学部1年生から大学院生までがお互いに協力し、先輩の指導を得ながら技術の修得と継承が行われています。

SOHLA-1

 

センターの設立目的

小型宇宙機のシステムとミッションについての研究開発、JAXAとの宇宙航空分野での共同研究や地域産業の活性化など産学官連携の推進、衛星システム設計教育と「ものづくり」をベースとする人材育成(プロジェクト・ベースト・ラーニング)などを目的として活動しています。

センターの設立目的・意義

 

組織図

航空宇宙工学分野をはじめ、工学研究科、先端科学研究センターの教員がメンバーとして参加し、他大学・JAXAなどからの客員教授・客員研究員を招聘しています。センターの主な活動は、30名を越える学生・院生メンバーに支えられています。(センターの組織図)

センターの組織図